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レポートの体裁、構成

手書き or パソコン

学生実験のレポートを書くときに、手書きで書くか、パソコンで書くかという問題があります。
特に指示がなければ、どちらでも構わないのですが、慣れるとパソコンのほうが楽なので、私はパソコンを勧めます。
どうせ研究室に配属されたら、実験の報告や論文はすべてパソコンで書くことになります。
ただ、研究での論文と学生実験のレポートではいくつかの点で違いがあります。

・研究での論文
⇒ グラフや化学式、図などを書くソフトウエア(大抵高価!)を使える。時間をかけてでも、見た目のかっこいいグラフなどを作ることも重要。
・学生実験のレポート
⇒ 使えるソフトは、大学のパソコンや、自分のパソコンに入っているソフト、あるいはフリーソフト。限られた時間で、締切までに合格点のレポートを書かなくてはいけない。

そのため、慣れていない間は、手書きでレポートを書くのもいいでしょう。
例えば、グラフだけパソコンで書く、とか、複雑な図だけは手書き、とかいった感じで使い分けてもいいかもしれません。

手書きの場合、シャープペンではなくボールペンで書くことが求められることも多いと思います。この場合は、パソコンを用いたほうが修正が容易で楽ですね。

レポートの構成

代表的なレポートの構成はこんな感じです。

表紙
レポートには表紙を付けます。
表紙には、実験題目、実験日、レポート提出日、共同実験者氏名、自分の学生番号と氏名などを書きます。
表紙などなくても良さそうにも思うかもしれませんが、レポートとは体裁の整った書類を提出する練習でもあるため、見た目や体裁は重要です。
目的
実験の目的を簡単に記述します。
原理
実験の背景にある数式、原理などを書きます。特に書くことがないときは省略します。
実験操作
実際に行なった操作を書きます。
結果
実験結果を書きます。
考察
実験結果から分かったこと、実験結果から計算できる値、などを書きます。
結果と考察はまとめて一つの項目にしても良いです。
参考文献
引用あるいは参考にした文献があれば書きます。
その他、必要ならば課題の解答や、感想などを書きます。

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