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レポート全般に共通する書き方

学生実験の書き方以前の問題として、日本語のレポートを書く上での決まり事や形式を守っていない レポートを書いてしまうと、それだけで教員の印象が悪くなったり、点数が低くなったりしてしまいます。
ここでは、学生実験に限らず、日本語のレポート(主に大学で提出するようなレポートを想定)に共通する 書き方について解説します。

段落の始まりは一文字(一文字以上)空ける

日本語で文章を作成する際は基本的に、段落の始まりは一文字空けます。
パソコンでwordなどで文章を作成する際は、インデントを設定しておけば、ほぼ自動的にそのような文章を 作成することができます。
一方、手書きでレポートを作成する際には、意識していないと忘れがちになるので、注意しましょう。
このサイトの文章自体はこの決まりを守っていないのですが、それは棚に上げておきます(笑)。

常体を用いる

常体とは、文末に「だ」「である」を用いる形式です。一方、「です」「ます」を用いる形式は敬体といいます。
レポートでは、普通は常体を使用します。
さらに、「だ」よりは、「である」の方が適した形式です。

(悪い例) 理想気体の状態方程式とは、気体のふるまいを理想化した方程式だ。この式で、Rは気体定数だ。
(良い例) 理想気体の状態方程式とは、気体のふるまいを理想化した方程式である。この式で、Rは気体定数である。

疑問符(?)や感嘆符(!)の多用を避ける

文末が疑問形で終わる日本語の文章に、疑問符(?)をつけるのは、どちらかと言えば避けておいたほうが無難です。 本来日本語に?は使わないものですので、特に必要でない場合は、?は外すようにしましょう。
(悪い例) 次に、この溶液に銀イオンが存在するのか?を確認するために、以下の実験を行った。
(良い例) 次に、この溶液に銀イオンが存在するのか、を確認するために、以下の実験を行った。

また、文末に・・・をつけたり、句読点を重ねて余韻を持たせたりすることも、ふさわしくありません。
(悪い例) 今回、文献値と大きく異なる実験結果が得られた・・・。どこか操作を間違えたのでしょうか。。。
(良い例) 今回、文献値と大きく異なる実験結果が得られた。理由として、どこかの操作を間違えたことが考えられる。

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