漢字検定の試験監督バイト

漢字検定の試験監督アルバイト。
インターネットで募集を見つけて応募した。

応募の電話で、大学名と名前、電話番号を聞かれただけで即採用。
あとは当日来てください、とのこと。

仕事内容は簡単。
当日渡された数枚の紙きれに仕事や受験者へのアナウンス事項が書いてある。
そのとおりやるだけ。
一回の試験時間もそんなに長くないので、暇に悩まされることも無い。

漢字検定を受験する人はさまざまである。
一級や準一級ともなると、いかにも勉強ができそうな20代くらいの人と、70代以上と思われる人が多い。一級で出題されるような難しい漢字は、やはり年配者に有利なのだろうか。

5級より下の級では、お子様が目立つ。
小学生くらいの子だと、ほとんど保護者の方と一緒に来る。

同伴の保護者の方のタイプは2つあって、
1.試験監督である僕にやたら丁寧に挨拶する人。こっちはただの一学生に過ぎないのだから、僕のほうが恐縮してしまう。
2.些細なことでもすぐに試験官にクレームをつける人。僕が一番苦手なタイプである。
この2.のタイプの人には要注意だ。小学生以下の受験生を相手にするときは、試験監督は保護者の人に常に監視されていることを十分意識する必要がある。こちらに不手際があるとすぐにクレームをつけてくる人がいるからだ。

漢字検定で最もクレームをつけられるポイントは、
受験生は試験開始20分前(15分前だったかも)まで教室に入れない、という点だ。
特に廊下が寒い冬場は文句をつけられやすい。
教室の準備がすんだら早めに入れてあげればよいのに、と僕は思うのだが。試験主催者の方針なら仕方が無い。

漢字検定は、
いろいろな監督バイトの中で、暇すぎず、忙しすぎず、簡単で、時間も長すぎないバイト。僕は結構好きである。欠点は受験者層が広いこと。就学前の子供から、耳の遠くなったお年寄りまでをご案内するのだ。